
算数チャンピオンシップと同時開催の保護者向け「算数セミナー」「3塾座談会」参加してきました。ジュニアオリンピック編に参戦しましたが、平均点21点、最高得点87点とかなりのハイレベルでした。



難しかったけど楽しかったー







色使いというかお金のかけ方というか、メインスポンサーは早稲アカな気がしてしまうのは私だけでしょうか??
5月3週目のエルカミノ通塾時に先生から成績表が返却されました。
平均点はなんと21点💦💦
長男は8問中2.5問正解でしたが、それでもおおよそ上位1/3の順位という、恐ろしい難易度だったようです・・・
初の他流試合で4年生にしてはよく頑張ったと思います。ほかの方からの情報だと、小6のオリンピック編は最高得点50点台とさらに難しかったようですね。
子どもたちの試験中に保護者は別室でセミナー徴候でした。メインは、3塾のエルカミノ、ジーニアス、早稲田アカデミーという中学受験を牽引する3塾が合同で開催した「算数チャンピオンシップ2026 算数セミナー」の講演会について内容をまとめました。
エルカミノに通い算数の難問と日々格闘する息子を持つ親として、深く共感する内容が盛りだくさんの講演でした。最難関校が求める算数の力と、家庭でどのようにサポートしていくべきかをまとめています。
ジーニアス・相阪先生:最難関入試のトレンド
まず登壇したのは、ジーニアスの教材統括責任者である相阪亮佑先生。 近年の入試分析データを元に、難関校の算数がどう作られているかというところがメインでした。
こちらは、様々な塾の入試報告会や、難関校対策の説明会のようなところよく言われている内容、という印象でした。
算数は「導入・展開・飛躍」の三段構成
灘や開成、栄光学園などの問題は、大問が綺麗な「三段構成」になっているケースが非常に多いとのこと。大問の(1)が導入(具体的な数値を当てはめればほとんどの受験生が解ける)。(2)、(3)以降で展開(ルールを抽象化・一般化し、規則性を見つける)して、飛躍(見つけた法則を使い、一気に高い壁を乗りこえる)という流れです。
相阪先生のアドバイス: 「目の前の一問だけを見るのではなく、サッカーのシャビ名選手のように一歩引いた目で「大問全体の構造」を観察する力が合否を分けます」
間違えたときの「答案の検証」が力を育てる
「コラッツ予想」や「フラクタル図形」といった定番のテーマが形を変えて他校でも出題される中、最後に力を伸ばす子は「間違えたときの振り返り方」が違うそうです。 すべてを消しゴムで消して最初からやり直すのではなく、「自分の答案のどこに数え漏れや重複があったのか」を自分で検証する粘り強さが、確かな合格力を育てます。
そして、最後のお言葉がとても印象的でした。要約させていただくと、
「問題の工夫や仕掛けに思いをはせながら、子どたちのひらめきの瞬間を大切にしていきたいと思っています。最難関の中学校の入試問題というのは、一筋縄ではなかなかいかない問題も多いです。ただ、自分の力で解法を導き出す喜びというものは、特別なものがあります。子どもたちが算数の本当の面白さに気づき、本番で持てる力を存分に出してほしい、そういうことを願って指導をしています」
エルカミノ・古庄先生:最難関を制する「3つの条件」と真の計算力
続いて、エルカミノの副代表、古庄歩先生が登壇しました。
難関校を制する「3つの条件」
- 思考力:見たことのない初見の問題(典型題ではないパズル的要素)に立ち向かう力。
- 調べ上げる力:闇雲に数えるのではなく、自分でルールを決めて漏れなく整理する力。
- 出題者の意図を探る力:カッコ1、カッコ2の誘導に素直に乗る力。



ジーニアス相阪先生のお話と共通すると点も多いですね
開成の「六角形のマスに三角形を作る問題」を例に、「複雑な公式を知っているかではなく、自分でマトリックス(表)やルールを作って、丁寧に取りこぼしなく数え上げられるか」が今のトレンドであるとおっしゃっていました。
算数における「本当の計算力」とは?
古庄先生のお話の中で最も印象的だったのが、「計算力」の定義です。
「計算力とは、筆算をガリガリ早く書くことではありません。『できる限り計算をしないで答えを出す工夫ができる力』です」
桜蔭の円錐の回転体を例に、1:3:5:7:9といった奇数の比や等積変形を駆使し、「最後まで3.14の計算をせずに、一瞬でシンプルに解くこと(=エレガントな解法)がかっこいい」という価値観を、4〜5年生のうちに刷り込むことが重要なのです。
古庄先生のお話のポイントは以下の通りです。
1.プロセスを疑う。本当にこの解き方で良かったのか。エルカミノでは正解した子に対しても、「その解き方よりもこっちの方がかっこよくない? エレガントじゃない?」と常に問いかけています。シンプルに解くことがかっこいいということを教えます。
2.思考を可視化する。眺めていても分からないので、断面的に書いたり、作図をして整理してほしい。
3.4年生・5年生のうちはこれが一番大切。計算力です。算数は計算がすべてと言っても過言ではありません。一日3時間算数をやっているのに成績が伸びないという子は、計算に時間がかかり過ぎて、思考に使っている時間が少ない。計算力を身につけるというのは、一生懸命筆算を早くすることではなく、「できる限り計算をしないで答えを出す工夫」をマスターすることです。計算しなければミスはしません。出されている数字には、大抵トリックがあります。うまく消えるとか、属性を知っているとか。そういう数字の知識が計算力の強化につながります。
3. 早稲田アカデミー・丸谷先生:我が子の「個性」を愛し、長所を爆発させる
最後に登壇したのは、早稲田アカデミーの中学受験部部長、丸谷俊平先生。 熱いパッションとともに、保護者のメンタルや子供への接し方について語ってくださいました。
我が子は「天才派」?それとも「秀才派」?
丸谷先生は、子供の個性を大きく2つに分類します。
- 天才派:ノートは汚くスケジュール管理も苦手だが、好きなこと(算数の難問、YouTube、ゲーム)への集中力が異常に高い。
- 秀才派:真面目で字が綺麗、スケジュール管理が得意で毎回8割の力を安定して出せる。
塾のカリキュラムやテストは「秀才派」に有利に作られがちですが、算数オリンピック(キッズBEEなど)で輝くような「天才派」の芽を、親の「宿題やったの?」という言葉で摘んでしまってはもったいない、と警鐘を鳴らします。
中学受験は「長所を伸ばして受からせるもの」
「四科目すべてが完璧な秀才なんていません。『算数だけは誰にも負けない』という、尖った一科目を作りに行く発想が大切です。弱点は他で助けてもらえばいい。それが世の中のルールです」
図形問題も、ひらめきではなく「中心に向かって線を引く」といった基本セオリーの徹底と、「何も知らない状況で、テントを張って待つようにじっくり考え抜く時間」が賢さを育てます。
「あなた国語が苦手ね」と言い続ければ本当に苦手になる。逆に、子供の説明がどんなに下手でも「お父さんには解けなかったわ!すごい!」と褒め続けることこそが、子供を算数好きにする最高の特効薬です。
というお話がありました。
まとめ:4年生・5年生の今、親ができること
3塾の先生方に共通していたメッセージは、「目先の点数やクラスの上下に一喜一憂せず、試行錯誤するプロセスそのものを楽しませること」、「子供から試行錯誤する時間を奪ってはいけない」ということだった思いました。
親としては、つい効率を求めて解き方を教えたくなったり、反復練習をさせたくなったりします。しかし、最難関校の算数はそれでは通用しません。ノートをぐちゃぐちゃにして図を書き、間違えたルートに進んでは戻り、やっとの思いで答えにたどり着く。その「泥臭い回り道」こそが、本番で未知の問題に立ち向かう真の思考力を育てます。
「教えすぎない勇気」と、「我が子の個性を認めて褒め続ける姿勢」。しっかり理解してで日々のサポートに向き合っていきたいと思いました。
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